行政改革!「みんなの役所」への道

役所は住民のみなさまのもの。そして志をもつ公務員の自己実現の場。そんな役所をつくる知恵、共有しませんか?

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読書会「心を揺さぶる語り方」

 先週は、人間国宝の一龍斎貞水さんの「心を揺さぶる語り方」を題材に読書会をしました。これは役所の同期と二人でやっている会です。

 今回は友人が、この本からインスピレーションを受け、考えたことをエッセイに仕上げ、紹介してくれました。友人が上げていたトピックは「心を込める」ということです。一龍斎さんは「心を揺さぶる語り方」で、心を込めて話をすることがお客さんの心を掴むために、そして自分の成長にもっとも大切であると説いています。友人は職場の先輩の言葉を引き合いに出してエッセイを綴っていました。それはこういう言葉です。「行政文書ひとつとっても、推敲を重ねられた文書は、要点が手に取るように分かるし、担当者の思いが伝わってくる。なおかつ、それは美しくもある」。私の友人が解説するには、心を込めるとは、美意識を持って仕事をすることで、そういう拘りが自分のアイデンティティーになる。ということでした。

 一龍斎さんの説く「心を込めて、一生懸命やることが、一番人を感動させる。」という考え方には、私も強く共感しました。私の友人のいう美学を持って仕事をする姿勢も素晴らしいと思います。また、この美学が腐敗を防ぐ最後の砦だという意見にも納得しました。このことについて、私は一つ質問をしました。それは「役所の独りよがりの美学になってないか。」ということです。その拘りは、住民から理解と賛同を得られる内容なのか、と。私はこの質問とともに稲垣重雄さんが”法律より怖い「会社の掟」”で次のようなことを指摘されていることを紹介しました。
 日本の多くの組織は、企業でも、役所でも、PTAでも、「村社会」であり、村独自の掟がある。村社会では社会一般のルール(法律を含む)よりも掟が重要視され、村の中では掟に従っていれば、法律違反はあまり問題視されない。また、村のメンバーにはとても優しいが、村の外には冷たかったり、無関心だったり、無責任だったりする。この体質が不祥事が延々と続く原因である。
 私の友人の答えは、掟と一般社会のルールはだいぶ近づいてきているし、今後もそのギャップは埋まっていくだろう。というものでした。役所の方針、そして体質と沿いながら、少しづつ変えていこうとする私の友人のスタンスから、私が予想したとおりの答えでした。

 役所が改善しつつあるのは、実際そうだと思います。しかし、まだまだギャップはあります。社会一般から美しいとみなされる自分の美学に、そして自分の良心に従って仕事ができれば、公務員は本当にやり甲斐のある仕事だと思います。そうなることで職員のパフォーマンスも向上し、行政サービスもよくなる。きっとそうなると思います。情報公開や住民との協働が進むことで「掟」と「社会一般のルール」のギャップをぐっと縮めることを期待しています。
 

  


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組合活動から始める行政改革

 労働組合の分会長をすることになりました。分会とは組合の一番小さな単位で、私が所属する分会は70人程の組合員から構成されます。
 正直なところ、今まで労働組合のことはあまり好きではありませんでした。しかし、私のやりたいことと組合でやろうとしていることで一致する部分があったので、一年間やってみることにしました。私が今やりたいことは「やり甲斐を感じられる職場作り」です。仕事にやりがいを感じられれば職員もハッピー。職員のモチベーションが高まれば、役所のサービスも向上し、住民もハッピー。そんな理想を思い描いています。

 私は今の職場は2年目ですが、年功序列や、徒弟制度、そこからくる風通しの悪さ、意見や価値観の一方的な押し付け等によりコミュニケーションの悪さを感じていました。仕事のやり甲斐を感じられるには、自分の考えを仕事に反映できることが第一だと思います。そのためには、まず、よいコミュニケーションが必要です。
 
 取組の第1弾は、局の懇親会を開催することです。その会では、「飲み会のマナー5箇条」と称して、ごく常識的なコミュニケーションスキルを広めたいと考えています。例えば、「自分が話した時間と同じ時間相手の話を聞く」とか、「人の話を途中で遮らない」とか、「同席した人に興味を持ち質問をする」です。どれも会話をするときの一般的なマナーですが、けっこう出来ていません。局の懇親会はもう何年も前に無くなってますが、それは飲み会の場でも上から下への一方通行コミュニケーションがまかり通っていたせいで、若い世代が嫌がったのが原因だと思います。懇親会で気持ちのよいコミュニケーションが取れたら、それが切っ掛けで職場のコミュニケーションもよくなるのでは。そんな期待をしています。
 第2弾の取組は、分会内でアンケートをとり、「どうすればもっとやり甲斐を感じられるか?」を中心に要望を集め、当局に対応を求める。というものです。その際は、管理職側のニーズも把握し、両面からの改善ができたらいいな、と考えています。


第3回オフサイトミーティング

 今回はドタキャンが相次ぎ、参加者はうちの役所の職員3名でした。3人ともよく知った間柄で、仕事の繋がりも強いため、具体的な事務の話が出来たのがよかったです。

 参加者のうちの1人は、入庁当初熱意があると思っていた職員なのですが、久しぶりに仕事の話をしてみると、「自分のところの業務はよく練られたいい内容だと思う」とのこと。改善の余地はない。と言うので驚きました。

 私のやっている仕事の半分は、汚染度の高い排水を出す工場の排水処理体制の書類審査と排水水質の検査です。彼も今同じ仕事をしています。昨年は検査を実施することを事前に連絡していたのを、抜き打ち検査に変えることで、事業者へのプレッシャーを強めました。今年度は、小さな工場の排水検査の数を減らし、替わりに特に大きな工場について、工場内の排水発生源と排水処理施設の実地確認をしようと考えています。これまでは、一日1000tの排水を出す工場も、一日50tの排水を出す工場も、年に一度排水口で排水を採水し、汚染物質の濃度を調べるだけでした(もちろん濃度が基準値を超えた場合は行政指導します)。今年度は、大きな工場について、書類審査の内容と工場内部の施設が一致しているかを確認することでプレッシャーをかけ、しっかり工場の管理をして頂けるようにする計画です。環境への負荷が高い事業所に重点を置くことで、効果的に川や海をきれいにすることが出来ます。

 私はこの話をし、こういう変更は業務の改善にはならないのか?と先ほどの友人に尋ねました。できるだけ少ないコストで川と海をできるだけきれいにしようと考えればいくらでも改善の余地があるんじゃないか、と話しました。このトピックの後、「公務員もMBA」からのトピックを議論し約2時間ほどミーティングをしました。ミーティングの最後には「今の仕事に改善の余地はない」といっていた友人もいろいろ気付きがあったようで、「もっとよくできるかもしれないね」と言っていました。

 やはり職場では本質的な問題、そもそも論的な話はしにくいものです。オフサイトミーティングのように職場をはなれた場で、本音ベースの議論が出来るのは大切だと思いました。そしてたまに本音の議論をするのも楽しいものです。



第3回目のOSMの企画

 次回のオフサイトミーティングは「読書会」にすることになりました。題材は、私が候補としてあげた4冊から投票で選ばれた「公務員もMBA(世良勇著)」です。

 この本は、自治体を舞台としたフィクションです。ひょんなことから都庁でMBAを活かした改革を担当することになった「チームMBA」の4人の活躍を通じ、MBAの公務での活かし方を紹介しています。MBAとその応用の仕方がよく理解できるうえ、読み物としても非常に面白いお気に入りの一冊です。

 そしてこの本を題材としたOSMの進行案を考えてみました。

1 自己紹介
 3分自己紹介

2 読書会(公務員もMBA)
 (1) 目次の見出しで区切られる範囲を一つの章とみなす(あとがきを含め15章)。
 (2) 一つの章を3分以内で紹介(感想は交えない)。
 (3) この章で理解できなかったこと、疑問に感じたことを話し、参加者の意見を聞く。
 (4) この章で、面白いと思った点、考えたこと、思いついたこと等を披露する。
 (5) 次の章に進む。
 (6) 参加者全員が興味が薄い章は飛ばす(だれも要約を話せない章)


 私は、丁度10ヶ月くらい前から沢山本を読むようになりました。だいたい月10冊程度です。そのきっかけは、先輩に紹介されて読んだ「レバレッジリーディング(本田直之)」というビジネス書の次の一節です。この一節が私の読書欲に火を付けました。

  ビジネス書には、努力の末に成功した人がその知識やノウハウを
  書いたものがたくさんあります。[中略]
  本を書いた人が何年も何十年もかけて体得したノウハウを、
  わずか一冊の本を読むだけで手に入れることができるのです。
  そのうえで自分なりの工夫を加えれば、早く、少ない労力で、
  成功にたどり着ける。その結果、時間の余裕が生まれるというわけです。

 これを読んで、確かにそうかもしれない!と思って始めた多読ですが、一年振り返ってみると、読書への投資のリターンはかなりのもののだと感じています。と同時に、学んだことを実行に移すことの難しさも実感していますが。

 次回のOSMでは参加者の皆さんがこの本を読んで、どんなことを感じたり考えたりしたのか。それが楽しみです。

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