行政改革!「みんなの役所」への道

役所は住民のみなさまのもの。そして志をもつ公務員の自己実現の場。そんな役所をつくる知恵、共有しませんか?

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「不都合な真実」から始める行政改革

今更ですが、「不都合な真実」を見ました。
分かり易さが素晴らしいと思いました。
科学にちょっと興味のある人ならほとんど理解出来そうです。
美しい自然の風景が好きな私にはショッキング映像の連続でした。
 
 過去65億年間、気温の変動とCO2の連動は完全に連動。
 CO2の上昇は確実に地球の気温を上昇させる。

 65億年でCO2濃度はかなり変動があったが、
 300ppmを超えたことはなかった。
 しかし産業革命以来急激な上昇が始まり、ついに400ppmを突破した。
 このまま行けばすぐに600ppmを超えるだろう。

 氷河から溶け出す水は今まで多くの人間の飲み水に使われてきたが、
 その氷河が世界中で溶け出している。
 棚氷や永久凍土もだ。
 氷は太陽光の90%を反射する一方、海は90%を吸収する。
 南極や北極などの氷が溶けて海になるとさらに温暖化が進むことになる。

 台風やハリケーンは、海水温度が上がるにつれ、威力が高まる。
 温暖化は降水位置を変え、気候を極端化させる。
 具体的には豪雨と干ばつを引き起こす。

 古い習慣と古い技術→変化は予測出来る
 古い習慣と新しい技術→変化は極端
 新しい技術を使うなら新しい習慣が必要

 カエルは水温が一気に高くなると驚いて水から飛び出すが、
 徐々に暖まると気付かない(茹でガエル現象)
 →人間も同じで、衝撃を受けないと動かない


映画の終盤で、ゴア氏は温暖化問題の3つの誤解に、次のように答えています。

 1 研究者の意見は一致していないのでは?
  →この10年間に発表された温暖化に関する研究928本のうち、温暖化を否定する研究は0
 2 経済と環境は両立しないのでは?
  →地球と金を天秤にかけるようなもの。地球がなければ経済などない。
 3 もう間に合わない
  → あらやる手段を講じれば間に合う。


そして諦めず行動するようにゴア氏は呼びかけていました。

 1  ライフスタイルを変えられますか?
 2  環境危機問題は解決できます。
 3  さあ、始めましょう ここにアクセスを
     www.climatecrisis.net
 4  あなたが出すCO2をゼロにしましょう。
 5  省エネ型の電化製品や電球を買いましょう。
 6  エアコンの冷暖房を変えて エネルギー削減をこころがけましょう。
 7  家の断熱材を増やしましょう。
 8  できればハイブリット車に乗りましょう。
 9  なるべく歩きや自転車を利用しましょう。
 10 公共の輸送機関を利用しましょう。
 11 子供たちは「地球を壊さないで」と両親に言いましょう。
 12 将来子供たちの住む地球を親子で救いましょう。
 13 再生可能エネルギーを利用しましょう。
 14 電力会社にグリーンエネルギーを扱わない理由を聞きましょう。
 15 この問題に取り組む政治家に投票するか、自ら立候補しましょう。
 16 木を植えましょう。
 17 地域に働きかけをしましょう。
 18 ラジオや新聞に投書しましょう。
 19 CO2の規制を主張しましょう。
 20 温暖化防止の国際運動に参加しましょう。
 21 外国の石油に依存するのはやめて、代替エネルギーを選びましょう。
 22 車の燃費基準をあげてCO2を削減をしましょう。
 23 祈りを信じる人は、人々が変わる勇気をもてるよう祈りましょう。
 24 「なにかを祈る時は 行動もすべし」
 25 この映画のことを観るよう知人に勧めましょう。
 26 環境危機について学びましょう。
 27 学んだ知識を行動に移しましょう。


う~ん、なるほど。
私なりに取り組んできましたが、まだまだできることがあります。

しかし、役所の環境部門の職員ですら、関心薄が多数派です。
 両面印刷しない
 パソコンは省エネ設定にしない
 3階まで上がるのにエレベーター
 電車で来れるのに車通勤

そういうのを見ていると
「やっぱりもう間に合わないんじゃないか」
という気になります。

しかしなにごとも諦めたらそこで終わり。
ゴアさんの努力に敬意を表し、もっと頑張ってみようと思います。

ブログを書いているうちに
職場で「不都合な真実」の上映会→職場で行う取組を考える
なんて企画を思いつきました。
今度上の人に提案してみようかな。

これをきっかけに心ある職員のネットワークが出来て…
風土を変える取組に発展したりして!
なんて想像を膨らませると元気が出てきました。


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オープンソースの手法は役所で通用するか?

 梅田望夫の「ウェブ進化論」に触発された友人から、「オープンソースの手法は役所でも通用するか?」というテーマで話をしたいと言われました。毎月2回行っている読書会の一環です。「ウェブ進化論」はweb2.0の勉強をするために既に読んだの本ですが、頂いたお題を意識して、読み返してみました。

 オープンソースというのは、プログラムの設計図(ソース)を無償公開(オープン)することによって、不特定多数の人に改良されていく、という仕組みです。「ウェブ進化論」では、オープンソース的手法で成功した事例がいくつか紹介されています。一つは途上国におけるコレラ問題プロジェクトの話です。途上国においてコレラの問題を解決するためには、高額のお金か、高い技術が必要です。この課題にぶつかったある方が、ネットでこの問題を提起しました。すると、世界中の関連分野のプロフェッショナルがネット上で知恵を出し合い、現地の人間が安価に対応出来る方法を考え出し、問題を解決してしまった。というお話です。
 もう一つは、グーグルの組織運営です。グーグルは10年足らずで時価総額18兆円(マイクロソフトが現時点で30兆円です。)を超えた世界一勢いのある企業です。グーグルは、情報を社員全員で共有するというシステムをとっています。起案は勿論、上司や同僚と相談するためのメールのやり取りも、ほとんど全社に公開されます。この情報の共有がグーグルのスピードとパワーの源泉だそうです。

 では、役所でオープンソースの手法を採用した場合、どうなるでしょうか?一つのやり方は、業務の情報、課題を職員全員で共有し、知恵を出し合って、事務処理を行う。という方法でしょう。もう一つのやり方としては、情報共有の環を住民まで広げ、官民共同で知恵を出し合う、という方法です。これはグーグルを超えた情報共有のシステムになります。
 住民との情報共有は当面無理として、役所内での情報共有はできるでしょうか?もしこれが可能になれば、役所内で様々な職員からアドバイスをもらえたり、参考になる情報が簡単に手に入るので、より質の高いサービスを提供出来るようになるでしょう。また、縦割りの弊害の解消や事務処理のスピードアップが期待出来ます。

 役所にオープンソースの手法を持ち込もうとした場合、情報を持つ側の抵抗が予想されます。今の社会では、情報を握ってコントロールできることが"力"です。全てを情報公開すると、自分の恣意で動かせる部分、つまり裁量が大きく削られるので、強い抵抗が予想されます。先日橋本大阪府知事を囲んだ討論番組で、片山前鳥取県知事がいっていました。「出したい情報を出すのは広報。出したくない情報を出すのが情報公開。」と。
 抵抗勢力によりオープンソースの手法の導入が上手くいっていない事例として、マサチュー セッツ工科大学の事例が紹介されています。この大学は全ての教材をネットで無償公開しようとしています。しかし、当の教授は教科書の印税で儲けたいので、乗り気でない。その結果、あまりいい内容になっていないそうです。
 この話を引き合いに出し、オープンソースを実現するためには、既存の社会の仕組みとの軋轢と戦い続ける強い意志。そして損得を抜きにした狂気のような情熱が必要と著者は述べています。

 理想や夢に向かう「強い思い」が必要ということですね。


ネーミングから始める行政改革

「名は体を表す」といいます。名前はそのものの実態・本質を表す。という意味ですね。最近二つの役所を訪問して気付いたのですが、役所の部署名にも同じ事が言えると思います。

 A県の環境部は、次の7課体制です。各課の業務が想像出来ますか?

[A県環境部]
 環境政策課
 温暖化対策課
 青空再生課
 水環境課
 廃棄物指導課
 資源循環推進課
 みどり自然課

 なかなか分かりやすいネーミングだと思います。青空→大気汚染、水環境→水質汚染、と想像出来ますね。初めて方でもどこに問い合わせたらよいか想像できそうです。それに親しみやすい名称なので、「取り合えず電話してみよう」という気にもなるかもしれません。
 実際は次のような役割分担になっていました。

 環境政策課 → 環境分野の企画
 温暖化対策課 → 温暖化、環境アセスメント
 青空再生課 → 大気汚染、化学物質
 水環境課 → 水質汚染
 廃棄物指導課 → 産業廃棄物
 資源循環推進課 → 廃棄物のリサイクル
 みどり自然課 → 公園・自然保護

 青空再生課が化学物質を担当するなど、ちょっと予想外の仕事が含まれていましたが、概ね予想どおりだったのではないでしょうか?
 一方、B県の環境部は次の6室体制です。

[B県環境部]
 環境対策局環境政策室
 環境対策局環境対策室
 環境対策局環境調整室
 環境対策局自然環境保全室
 環境対策局循環型社会推進室
 環境対策局産業廃棄物対策室

 環境部の下に環境対策局があり、その下に6つの課がある1部1局6室体制です。なぜ「局」が必要なのか分かりませんが、そのせいで名前がやたらと長いです。
 各室の仕事の割り振りは次のようになっています。

 環境対策局環境政策室 → 環境分野の企画、温暖化
 環境対策局環境対策室 → 大気汚染、水質汚染、化学物質
 環境対策局環境調整室 → 環境教育、環境アセスメント
 環境対策局産業廃棄物対策室 → 産業廃棄物
 環境対策局循環型社会推進室 → 廃棄物リサイクル
 環境対策局自然環境保全室 → 公園・自然保護

 分かり易さはともかく、部署名と仕事の内容の対応はいいですね。例えば、化学物質は"青空再生課"より、"環境対策室"の方がより"正確な"ネーミングだと思います。より"正しい日本語"が採用されているといえますね。そして堅い漢字が採用され、"威厳"を感じます。一方、A県の場合は、青空再生課に"化学物質"の業務があったり、温暖化対策課に"環境アセスメント"があったりします。部署名がその部署の仕事全部を表していませんね。その代わり分かり易く、親しみやすいです。平明な漢字を採用しているところから、上からではなく、市民と同じ目線に立って仕事をする、という姿勢を感じます。

 「名は体を表す」のであれば、それぞれの役所の体質は…
  A県 → 「住民から見た分かり易さ、親しみやすさ」重視
  B県 → 「正確さ・格式・権威」重視

 なのかな、と感じます。 

 あなたの町の役所はどんなネーミングを採用されていますか?


模擬議会から始める政治改革

 昨日は「模擬議会」を主催する団体の会合に参加しました。模擬議会とは、一般の住民が「模擬議員」となり、あるテーマ、例えば「団塊世代向け新型公営住宅の設置」について議論を交わし、多数決で議決をおこなうというものです。この会で模擬議会を行う目的は、
・議会の役割を理解する
・地方分権と議会の重要性を知る
・自立した住民の主体性の大切さを知る
の3つです。

 模擬議会は次の手順で進められます。
 ・参加者が2~3グループに分かれてワークショップを実施
 ・各グループから3人づつ模擬議員を選出
 ・本会議(模擬議員6名か9名+議長)で市長提案について質疑応答
 ・各会派から修正案提出
 ・採決

 参加者の中に本物の議員さんが混じっているのが面白いと思いました。参加されている議員さんの党派は様々で、複数の自治体から参加されていました。今回の会合では3月に計画されている模擬議会の簡単な打ち合わせが行われました。

 ある役所では、高校で模擬議会を行い、そこで議決された案を実現させたそうです。議決されたのは「暗い道に街頭を付ける」という案で、数百万の予算が付けられたということです。そういう経験をしたら、政治や議会に対する興味は大きく高まるでしょうね。政治家を志す少年も出るかも知れません。

 業務の改善しようとするときによくぶつかる壁が、国が全国一律に決めている"決まり"です。例えば「保育所は定員60人で野外運動場や調理室が必要」という条件を国が決めていますが、近くに公園があり、地元の食材を使った弁当屋さんがあったとしても、この条件は自治体では変えられません。
 こういう"決まり"を決めたり変えたりできる権限を都道府県や市町村に移そうというのが「地方分権」です。これを是非進めたいと思っていますが、一番の壁が、住民の理解不足だと思っていました。住民の理解と関心を高めるために、模擬議会のような活動が広まればいいな、と思います。



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